東大大学院生ママの育児日記

子どもを育てながらなんとか博士号をとりました。夢はフルタイム主婦とフルタイム研究者の両立です。主に知育について更新します。もう大学院生ではないけどブログ名はこのままでゆるしてください🙏

仕事もしたいけど、子どもと一緒にいたいのはわがままか。おかしすぎる保育制度!

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こんにちは。大学院生をしながらもうすぐ3歳になる女の子を育てるママです。

これまでも保育園に子どもを預けるかについて散々悩んできましたが、フルタイムで研究を(したことに)しながら、今のところ保育園に預けずにお家で子どもを育てています

 

※最近は週1−2回インターナショナルプリスクールに行っています。

ご興味あればこちらの記事をご覧ください↓

white-coco.hatenablog.com

 

2020年春の緊急事態宣言の時に、多くのワーママが経験されたことだと思いますが、この生活を1年間続けたことは正直大変でした。でも、自分の中ではこうするしかなかった。なぜなら私は、研究もしたいけど、子どもとも一緒にいたかったからです。

 

仕事もしたいけど、子どもと一緒にいたいことはわがままか

人によってはわがままと思うでしょう。そして現実社会では「仕事もしたいけど、子どもと一緒にいる」ということはなかなかできません。

でも、仕事も子どももその人にとって本当に大事だった場合、本来、わがままになっても良いのではないでしょうか。

当然、どちらもフルタイムで、専業主婦のように、または出産前のようにやるのは難しいかもしれません。ただ、程よいバランスでその人らしい選択ができるような社会になればいいなと思います。

 

おかしすぎるワーママの常識

例えばよくあるのはこんなの。

  1. 将来的に職場復帰したければ、0歳から保育園に預けるしかない。
  2. 1歳児から認可保育園に預けたければ、まずは半年間認可外保育園に預けて点を稼ぐ。
  3. 仕事を続けたいけど育休延長したいから、認可保育園をわざと落ちる。
  4. 本当は週3で働きたいけど、保育園の点数稼ぎのために週5フルタイムで働く。
  5. 学生は点数が低いから認可保育園は諦める。

待機児童ありの自治体に住んでいるワーママにとっては割と普通の常識なのではないかと思います。でもこれってどれも自分たちの本来の希望を妥協して(もしくは考える余地なく)、制度による制限の中の限られた選択肢の中から選んでいます。

その結果、多くの場合は「0歳から働く」または「仕事は諦める」の2択に。

 

何年育休を取っても復帰できる制度と風土が欲しい! 

育休の問題、職場の風土の問題、そして、認可保育園への入りやすさの問題から、復帰を望むワーママの多くは、0歳から保育園に子どもを預けます。

でも、「もう少し子どもと一緒にいたかった」「保育園わざと落ちた」というのも、ママ友からよく聞く言葉。だったら、何年育休とっても戻ることができればいいのに。そしたら待機児童も減るのに。

私が一番懸念する点は、「働きたい」=「0歳から復帰」が当たり前になりすぎて多くの人が「それは仕方ないこと」だと思っているのではないかということです。

待機児童を減らすために保育園を乱立する前に、ママたちが本当はどうしたいのか、に目を向けた制度にしてほしいと思います。

 

「点数を稼ぐ」ために、大事な乳幼児期の保育環境を妥協するのはいや!

1歳児クラス以上から認可保育園に入りたければ、点数稼ぎのために、半年間認可外保育園に入れておくというやり方があり、私の周りでは割と一般的です。

認可外保育園より認可保育園の方がいいと言うわけではありません。認可外でもこだわりを持った素晴らしい園、あえて制限されることが嫌で認可園にならない選択をしている園もあるし、認可園だって問題や事故が起こることは当然あるからです。

ただ、「点数稼ぎ」のために、大事な乳幼児期に、妥協してあまり預けたくない園に預けることや短期間で園を変わることは、親にとっても子にとっても大きなストレスになると思います。

また、同じく点数を稼ぐために、本当は子どもともっと一緒にいたいのに週5フルタイムで働くことを選択せざるを得ないことも、制度による大きな制限となっています。

 

学生は子供が産みにくい?

私は大学院生で、そのために点数が低いのでかなり困りました。それについては、過去記事をご覧ください。

white-coco.hatenablog.com

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より多様で自由な選択ができる制度とは

現状は、0歳から働くか、専業主婦になるか。そうでない場合は、とにかく頑張って進む茨の道。

本来仕事についても子育てについても考え方は様々なはずなのに、ここまで選択肢が狭まってしまった大きな要因は「認可保育園の存在だと私は考えています。

確かに認可保育園は、手厚い。そしてリーズナブル。産後できるだけブランクなく復帰したい人にとっては最高の制度でしょう。ただ、そうでない人にとっては、弊害です。

 

私の思いは、

  • 育児と仕事のバランスは自分で決められる世の中になってほしい。
  • 本当は子どもと一緒にいたいのに生活のために働いている人が、働かなくていいようにしたい。
  • 数年は子どもと一緒にいてそれから復帰したい人が、0歳児クラスから預けなくてもいいようにしたい。
  • 希望園に入るために妥協して希望しない園に預けなければならない子どもを減らしたい。

ということです。これってやはり、わがままを言っていいことではないでしょうか。

 

よければこちらの記事もご覧ください↓ 

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